たけがみじゅんこのちょっといい話

2023.11.06

代理出席者の紹介

皆様から寄せられたビジネスマナーと職場内コミュニケーションについての質問にお答えさせていただきます。今回は、お祝いの場での代理出席者の紹介についてのご質問です。

【ご質問】
来月、当社の創立50周年記念式典と祝賀会があります。来賓としてお招きするA社の社長がご都合合わず、代理で専務が出席されます。この式典の進行の際、司会者はどのようにご紹介したらよいのでしょうか。社内では、「本来出席するべき人の肩書と名前を呼んで、代理の方の名前を紹介しよう“御名代の〇〇様”ではどうか」という者や、「出席していただく方のお名前と肩書だけで良いのではないか」など意見が出ています。このような場合、どうお呼びしたらよいのでしょうか。

【回 答】
 本来ご出席の方と代理の方の両方言う、またはご出席の方のみを言う、どちらの場合もあります。

お祝いの席で披露される来賓の皆様は、その社にゆかりのある(今回の場合は、創立50周年に至るまでに)深いご縁のある方々です。ご出席を賜る時にどういったお立場でお声がけをされたのかにより紹介の仕方が違います。
例えば、A社の社長にお世話になったという経緯があれば、ご欠席の場合、社長と代理の方のお名前を紹介します。ですが、A社の前社長にお世話になり、今もご縁が続いているため現社長をお招きしたのであれば、代理出席の方の肩書とお名前をご紹介します。
代理出席の場合には、司会者がお名前を披露される時には、A社と当社との係わりやいきさつ、エピソードなどを短く紹介されると、代理出席の方でも気持ちよくご列席いただけるのではないでしょうか。
来賓、その他お越しになる方々が、お互いが招待を受けた立場を分かった上で、気持ち良くすごしていただけるよう、主催側が取り計らいましょう。

代表取締役社長 竹上順子

2023年11月