たけがみじゅんこのちょっといい話

2023.08.03

金髪OK

皆様から寄せられたビジネスマナーと職場内コミュニケーションについての質問にお答えさせていただきます。今回は、身だしなみと接客の指導についてのご質問です。

【ご質問】
 私はイタリアンカフェと物販を併設する店舗で店長をしています。最近オーナーが、募集しても人が集まらなくなったので、金髪でもOKにしようと言い出しました。
髪色は茶髪NG,もみあげは耳たぶまでと決まっていたので、応募者との面接時に、直す意思がない方は、お断りしていました。今後、金髪の若者が入ってきた場合、私は店長としてどのように指導するとよいのでしょうか。飲食店で金髪ということ自体が私にはまだ受け入れられないのです。


【回 答】
 髪色にこだわらず、髪型の整えや身だしなみ全体の印象管理によって、店舗イメージが正しく表現できるよう、指導しましょう。

金色の髪色は、店舗の醸し出すイメージと合わないから、今までは禁止だったのですね。
ところが採用という観点で見ると、広く髪色を開放し、多くの応募者の中から、働いてくれる人を選びたいというのが、オーナーのお考えのようです。勤務の形態が短時間なのか、フルタイムなのかがこちらの質問ではわかりませんが、オーナーのおっしゃるように面接時の髪色にこだわらず、採用したい方の面接をすることをおすすめします。
またその際に大切なことは、あなたが店長を務める店舗の仕事に対する考えを、しっかり伝えることです。その上で、今までは仕事に対する考えを髪型や髪色で表すなら、金色は断っていたこと、金色で仕事をする場合は、バンダナなどを着用し、襟足や前髪を整えることなどを伝えてはいかがでしょうか。
金髪で仕事を始めたとしても、店舗の雰囲気や他のスタッフの様子を見て、髪色も落ち着くかもしれません。店が伝えたいものをスタッフみんなで共有するには時間がかかることもあります。
仲間になってくれようとしている方々に門戸を開き、そこから目指すものを徐々に浸透させてていくという育て方もあることを、考えてみてはいかがでしょうか。

代表取締役社長 竹上順子

2023年08月