たけがみじゅんこのちょっといい話

2022.04.02

連絡の手段

皆様から寄せられたビジネスマナーへの質問にお答えさせていただきます。今回は社内連絡の手段についてのご質問です。

【ご質問】
体調が悪く、当日の朝、欠勤することを課内のグループLINEで連絡したところ、後から上司に「休み時の連絡はLINEやメールでしないように」と言われました。課のみんなが見ているので、共有できて便利なのですが、いけないでしょうか。

【回答】
メールやSNSで一報を入れたとしても、届け出を行っていない急な休みは、電話で様子を伝えましょう

 LINEもメールも連絡を取り合うツールとして便利ですが、一方的な連絡にしか過ぎません。
 急に休みを取る時は、仕事の進捗や社外対応の様子などを、職場の上司に連絡をいれます。
急な休みの依頼も、会社(組織)への報連相のひとつですので、所属の部署への連絡、つまり職場に電話で連絡をします。
 例えば、体調が悪く休みたいという連絡を朝早く、事前にLINEで行ったとしても、皆が出勤されている時間になったら、職場に電話をして、上司に状況を話し、了解をいただきます。この電話の際に、当日する予定だったことを、他の方にお願いしたり、職場の状況を確認するなどで、責任を持った仕事への係わり方ができます。
 会社の取り決めで、欠勤連絡はLINEで可能、とされている場合は別ですが、何かあった時には、職場に連絡という仕事の基本を踏まえて動きましょう。
 LINEは、「個々の連絡先を集めている場所」なので、所属の部署あてという意味合いはなく、また本来、連絡をとるべき上司を特定するものではないですね。効率的であっても、使い方を区分けして、最適なコミュニケーションを図りましょう。

代表取締役社長 竹上順子

2022年04月