たけがみじゅんこのちょっといい話

2020.12.01

マスクの時の笑顔

皆様から寄せられたビジネスマナーへの質問にお答えさせていただきます。今回はマスク着用時の笑顔表現についてのご質問です。

【ご質問】
当社は店内での物販小売業ですが、お客様への笑顔のあいさつはどのように指導したらよいでしょうか。マスクがあり、表情が見えずらく、私が後輩に「笑顔で応対してね」と言っても、しているかどうか私でさえも分からず、指導もしにくいです。大きな声でのあいさつはできませんし・・・。どのように指導したらよいでしょうか。

【回 答】
挨拶をする時は、お客様を見て、目は三日月形になるように目尻を下げ、口元はマスクの表面が上下に揺れるくらい動かします。

マスクがあることで表現が制限され、いらっしゃったお客様への歓迎・感謝の気持ちが伝わりにくくなりました。特に初期印象で歓迎・感謝や、時には安心感も伝える笑顔での応対は、遮断されている部分が多いマスク着用時には届きにくくなります。
ですが、マスクに隠されていない部分もありますね。目元です。“目は口ほどにモノを言い”と言いますが、よく言う「目が笑っている」状態にするには、三日月形にします。目尻を下げると口角は上がりますので、マスクの下で口角を上げることで、明るいトーンの声が出せます。大きな声でなくても、トーンが上がれば明るさとして伝わります。ハキハキとした口調となるために、マスクが動くように口を開閉すると、もごもごとした口調にはならないです。
出来ない状況になった時は、どうしたら同じ印象(明るい・はつらつとした等)になれるのか方法を考え工夫する発想が大事です。
目を三日月形にしてあいさつ・・・やってみてください。気持ちを届けようとする想いが前傾や少しの仕草の中にも表れ、歓迎・感謝はマスクがない時同様に伝わるはずです。

代表取締役社長 竹上順子

2020年12月