たけがみじゅんこのちょっといい話ブログ

今月から、皆様から寄せられたビジネスマナーへの質問にお答えさせていただきます。初回の今回は、名刺の扱い方に関するご質問です。

【ご質問】
「名刺交換後の名刺はどのように扱えばよいのでしょうか？」
　私は、総務関係の部署におり、外に出る機会は少ないのですが、時々ご挨拶にお客様（会社）を訪問します。初めてお会いする方と名刺交換をするのですが、いただいた名刺はどのように扱ったらよいのか分からず、何となくテーブルに置き、帰り際に名刺入れに仕舞って帰ります。テーブルへの置き方や仕舞うタイミングにスマートな方法があれば、教えてください。訪問の頻度が少ないだけに、経験が少なくいつも迷います。

【お答え】
　「先方様の名刺は、案内を受けた席に座ってから、上座側に置き、辞去の挨拶後に名刺
入れの上に乗せて両手で持ち、目線まで引き上げてから名刺入れに仕舞います。」

名刺は、“相手の顔”と言いますので、その名刺の扱い方がその方自体を丁重に、またお会いできたことへの感謝の気持ちを持って扱います。名刺交換後は、案内される席に座り、座ってから、名刺入れに乗せたままテーブル上座側に置きます。（部屋でいうと奥側です）
辞去する時には、次の流れです。
①座ったまま挨拶する　②名刺入れを手に取り、自分の目線まで一旦引き上げます（軽く拝むような姿勢）③胸元で、名刺を名刺入れに仕舞い、名刺入れを胸ポケットやカバンの中に入れる　④立ち上がって挨拶する　　
この場面でありがちなマナー違反は、
〇ながら動作・・・「立ち上がりながら、名刺入れの中に名刺を仕舞う」
○マイペース・・・「ゆっくりと名刺を仕舞い込み、相手を立たせたまま待たせる」です。
名刺は、これからの良いお付き合いを願うものですので、大切に扱うことで、その気持ちを表現したいですね。