たけがみじゅんこのちょっといい話
2015.07.06
たけがみじゅんこのちょっといい話:身近な魔の手
久しぶりに会った友達たちと会食していた時のこと、そのうちの一人が「母親がねぇ、350万の布団を買わされたのよ」と話し出しました。 一瞬何のことなのか分からない私たちは、「今はやりのエアマット付?」「さすが金持ちぃ」と冷やかし始めましたが、布団の彼女は顔をゆがめ、「近所の集会所にね、半年前にマッサージ機の紹介所ができたらしいのよ。母は一人暮らしでしょう。友達に誘われて、ただでマッサージを受けたり、豆腐やマヨネーズをもらっているうち、そこのセールスマンと親しくなってね、買ったらしいの、350万円の布団セット」。もうそこまで聞くと私たちは騒然となり、「そりゃ催眠商法じゃないの」「何でクーリングオフをしなかったのさ」「消費生活センターに相談した?」などと叫び出しました。でも買ってから半年が経っていること、お母さんは未だにだまされたと思っていないこと、その上彼女が帰省した時など買った布団セットを出し「あんたが帰ってきた時のためにとっておいたのよ」と嬉しそうに話しているということを聞くと、みんな押し黙ってしまいました。
思えばこんなやり口、昔からずっと繰り返されていますよね。高齢者をだます手口は益々複雑化していますし、高齢者以外でも若い世代には、またマルチ商法が活発化していると聞きます。
ところでこのマルチ商法は、大概お金が儲かるよと言って誘うのですが、決まり文句は「生涯の友人を得て」「プライスカード見ずにお買い物」「あなたはできる」が共通文句らしいのです。でも豊かな生活とはほとんどの人が無縁で、中にはお金と友達を失う人もいると聞きます。気を付けましょう。
でも勧誘する人の熱意はすさまじいですね。喫茶店の脇で聞いていたことがありますが、延々と続く話の中で、だんだんわくわくとした気持ちになるので不思議です。でもなぜ本業でその熱意を発揮しないんだろう?寂しい環境、孤立した生活はこのような魔の手に落ちがちなようです。
ですがそんな生活に無縁の私の所にも昨日の夜、魔の手が迫ってきました。それは名前も思い出せない中学の同級生という人から「新しい事業の話があるので聞きませんか」という電話です。なんで私なの?と思いつつも友だちだという相手に気を遣い、「はい、はい」と30分も話を聞いてしまう私。 きっとこんな気後れが後日の命取りになるんでしょうね。じゃあねと電話を切ったその手で、かかってきた番号をしっかりと着信拒否にしました。
ホント、身近な魔の誘いに陥らないよう注意しなくちゃなりません。
思えばこんなやり口、昔からずっと繰り返されていますよね。高齢者をだます手口は益々複雑化していますし、高齢者以外でも若い世代には、またマルチ商法が活発化していると聞きます。
ところでこのマルチ商法は、大概お金が儲かるよと言って誘うのですが、決まり文句は「生涯の友人を得て」「プライスカード見ずにお買い物」「あなたはできる」が共通文句らしいのです。でも豊かな生活とはほとんどの人が無縁で、中にはお金と友達を失う人もいると聞きます。気を付けましょう。
でも勧誘する人の熱意はすさまじいですね。喫茶店の脇で聞いていたことがありますが、延々と続く話の中で、だんだんわくわくとした気持ちになるので不思議です。でもなぜ本業でその熱意を発揮しないんだろう?寂しい環境、孤立した生活はこのような魔の手に落ちがちなようです。
ですがそんな生活に無縁の私の所にも昨日の夜、魔の手が迫ってきました。それは名前も思い出せない中学の同級生という人から「新しい事業の話があるので聞きませんか」という電話です。なんで私なの?と思いつつも友だちだという相手に気を遣い、「はい、はい」と30分も話を聞いてしまう私。 きっとこんな気後れが後日の命取りになるんでしょうね。じゃあねと電話を切ったその手で、かかってきた番号をしっかりと着信拒否にしました。
ホント、身近な魔の誘いに陥らないよう注意しなくちゃなりません。
代表取締役社長 竹上順子
2015年07月