たけがみじゅんこのちょっといい話
2012.08.01
たけがみじゅんこのちょっといい話:お客様意識が「クール」になっていませんか
暑いですね・・・。日本全国どこに行っても日中の暑さはほとんど変わらず、街に出れば室外機の熱風で身体は蒸されて不快になり、戸外に出れば日射で肌を焼かれてシミを恐れる、そんな毎日が続いています。
“徹底した節電でこの夏を乗り越える”そう強く心に決めていた私でしたのに、すでに夏真っ盛りの8月に入るとエアコンから離れることができない!そんな日々を送るようになっています。終日のエアコン生活、タンパク質不足の食生活、オリンピック視聴を口実の夜更かしといった、不健康生活が続いています。
しかし8月も中盤のこの時期からは、今年の後半に向けて、一気に健康的な生活に切り替えていかなければなりません。外に出て楽しむイベントやお祭りも8月は多く、そろそろ活動的な生活へと脱却しなければならないと、心だけはようやく準備を終えたところです。
さて相当の出不精の私ですが(見た目はそんな風に見えないかもしれません)、この夏、2度ほど遠出をしました。今回はその遠出の街で体験したびっくり仰天の体験をお伝えし、様々なイベントの賑わいを期待している、私たち地元住民の戒めにしたいと思います。
暑いその日、私は東京から電車を乗り継ぎ、アウトレットタウンが評判のS市に出かけました。2時間の仕事を持っていましたので、その時間を避け、少し早めに到着し市内循環のバスに乗り込みました。満面の笑みの観光協会の方から渡された市内観光地図を見ながら、最初の観光ポイントの古い商家を見学し、次のバスを待っていた時のことです。
バス停横には医院の駐車場があり、そこには大きな木が1本植わっていました。私は強い日差しに耐えきれず、バスが来る間、その木陰で休ませていただくことにしました。観光地図を見ながら1~2分も休んだでしょうか、すると医院の中から若い女性が出てきて、「何かご用ですか」と不審げに尋ねました。私は観光であること、そしてバスが来る間、木陰で休ませてもらっているということを伝えると、女性は「ここは、うちの土地ですからね・・」ときつい口調で言い放ち、足早に立ち去っていったのです。つまり早く出て行きなさいと言うことです。
今も観光協会の人のウェルカム笑顔の応対と、この街で遭遇した県外者に対する意識の違いは、違和感となって心の中に残っています。そしてそれは不愉快な思い出として、街そのものの印象を決定しました。
夏休みに入り、全国で色々な町おこしのイベントが開かれています。イベントを運営する人たちは皆、親切な応対を心がけていますが、私たち住民の意識は、同じ方向を向いているのでしょうか。県外からのお客様を、自分たちの街にお越しいただいた“私たちの街のお客様”という気持ちで接することを忘れがちになってはいないのでしょうか。
S市での出来事は、そのような想いを抱かせる貴重な体験となりました。特別な接客技術を駆使するまでもなく、まずはこの夏、相手を思いやる言葉がけや行動を猛暑のイライラに負けず、とっていきたいものです。
“徹底した節電でこの夏を乗り越える”そう強く心に決めていた私でしたのに、すでに夏真っ盛りの8月に入るとエアコンから離れることができない!そんな日々を送るようになっています。終日のエアコン生活、タンパク質不足の食生活、オリンピック視聴を口実の夜更かしといった、不健康生活が続いています。
しかし8月も中盤のこの時期からは、今年の後半に向けて、一気に健康的な生活に切り替えていかなければなりません。外に出て楽しむイベントやお祭りも8月は多く、そろそろ活動的な生活へと脱却しなければならないと、心だけはようやく準備を終えたところです。
さて相当の出不精の私ですが(見た目はそんな風に見えないかもしれません)、この夏、2度ほど遠出をしました。今回はその遠出の街で体験したびっくり仰天の体験をお伝えし、様々なイベントの賑わいを期待している、私たち地元住民の戒めにしたいと思います。
暑いその日、私は東京から電車を乗り継ぎ、アウトレットタウンが評判のS市に出かけました。2時間の仕事を持っていましたので、その時間を避け、少し早めに到着し市内循環のバスに乗り込みました。満面の笑みの観光協会の方から渡された市内観光地図を見ながら、最初の観光ポイントの古い商家を見学し、次のバスを待っていた時のことです。
バス停横には医院の駐車場があり、そこには大きな木が1本植わっていました。私は強い日差しに耐えきれず、バスが来る間、その木陰で休ませていただくことにしました。観光地図を見ながら1~2分も休んだでしょうか、すると医院の中から若い女性が出てきて、「何かご用ですか」と不審げに尋ねました。私は観光であること、そしてバスが来る間、木陰で休ませてもらっているということを伝えると、女性は「ここは、うちの土地ですからね・・」ときつい口調で言い放ち、足早に立ち去っていったのです。つまり早く出て行きなさいと言うことです。
今も観光協会の人のウェルカム笑顔の応対と、この街で遭遇した県外者に対する意識の違いは、違和感となって心の中に残っています。そしてそれは不愉快な思い出として、街そのものの印象を決定しました。
夏休みに入り、全国で色々な町おこしのイベントが開かれています。イベントを運営する人たちは皆、親切な応対を心がけていますが、私たち住民の意識は、同じ方向を向いているのでしょうか。県外からのお客様を、自分たちの街にお越しいただいた“私たちの街のお客様”という気持ちで接することを忘れがちになってはいないのでしょうか。
S市での出来事は、そのような想いを抱かせる貴重な体験となりました。特別な接客技術を駆使するまでもなく、まずはこの夏、相手を思いやる言葉がけや行動を猛暑のイライラに負けず、とっていきたいものです。
代表取締役社長 竹上順子
2012年08月