たけがみじゅんこのちょっといい話
2012.07.03
たけがみじゅんこのちょっといい話:ルール違反が生み出すもの
蒸し暑くなってきましたね。暑くなってくるこの時期は、一年のうちで一番食中毒が発生すると言われています。食品を扱われる皆様は、いつにも増して注意をなさっていることでしょう。
さて食中毒と言えばついに今月から、牛のレバーの生食が正式に禁止になりました。昨年、焼き肉チェーン店で起きた、ユッケによるあの忌まわしい食中毒事件以来、めっきりと姿を消した“レバ刺し”。肉が焼けるまでにビールと一緒にプルプルしたレバーを食べるのが楽しみだったのに、とても残念です。
レバ刺し大好きの「レバ子」と呼ばれる友人のSさんは、レバー生食全面禁止になる7月を憂い、レバーを食べなくとも平気な身体になるように、半年も前からレバーの生食回数を減らしていました。
その理由は「ある日突然食べられなくなって、禁断症状が起きた時、みんなに迷惑がかかる」からだそうです。それでもひと月に一回は食べないと、元気が出ないというSさんは、3日に一皿だったレバ刺しを,ひと月一回の5皿ほどに回数を減らし(?)、頑張っていました。
6月になるとSさんから届くメールは「あと10日でレバー禁止です」とか、「こっそり食べられる店、脱法の店があるらしいのです」とか、その内容のほとんどがレバーのことでしたが、7月を迎えた今、Sさんからの連絡は、ぷっつりと途絶えてしまいました。
だいたい何事もそうですが、正業を忠実に行っている人の多い中、一部の人たちのルール違反によって今回のような悲しい結果を生み出してしまうのです。(この場合、レバー生食)
今回の食中毒事件も真空パックから肉を出して提供した後、余った肉は翌日も生食用として出していたというから、食べさせられる側は、たまったもんじゃありません。コンビニでは賞味期限時間近くになると、弁当やサンドイッチを大量に捨てているのに、これらの悪質店は「もったいないから」という間違ったコスト意識と、品質表示が義務化されていない飲食店の特性を利用し、古いものを旬であるかのように出している。こんな飲食店や関係者がいるから、健全な私たち一般庶民が迷惑を被るのよ!!と、Sさんは激しく言っていました。
このように世の中を暮しにくくしているのは、ルール違反をする一部の人たちと、そのような事故が起きるまで、許してしまっている私たちなのかもしれません。
食の安心安全が厳しくなった今日、お薬や病院のお世話にならなくてもよい生活を送るためには、身近な食べ物から見直していかなければなりませんね。あの生食ユッケ事件以来、牛生肉の中でも特に愛好家が多いレバ刺しは大きな被害を受け、Sさんを始め多くの方から食の楽しみを奪ってしまいました。
「加熱して食べれば安心です」と大きく書かかれた厚労省のチラシを見ながら、「ちょっと待て あなたの身勝手 みんなの社会が窮屈になる」と変な自前の標語を書き出し、しみじみと自分を戒めたのでした。
さて食中毒と言えばついに今月から、牛のレバーの生食が正式に禁止になりました。昨年、焼き肉チェーン店で起きた、ユッケによるあの忌まわしい食中毒事件以来、めっきりと姿を消した“レバ刺し”。肉が焼けるまでにビールと一緒にプルプルしたレバーを食べるのが楽しみだったのに、とても残念です。
レバ刺し大好きの「レバ子」と呼ばれる友人のSさんは、レバー生食全面禁止になる7月を憂い、レバーを食べなくとも平気な身体になるように、半年も前からレバーの生食回数を減らしていました。
その理由は「ある日突然食べられなくなって、禁断症状が起きた時、みんなに迷惑がかかる」からだそうです。それでもひと月に一回は食べないと、元気が出ないというSさんは、3日に一皿だったレバ刺しを,ひと月一回の5皿ほどに回数を減らし(?)、頑張っていました。
6月になるとSさんから届くメールは「あと10日でレバー禁止です」とか、「こっそり食べられる店、脱法の店があるらしいのです」とか、その内容のほとんどがレバーのことでしたが、7月を迎えた今、Sさんからの連絡は、ぷっつりと途絶えてしまいました。
だいたい何事もそうですが、正業を忠実に行っている人の多い中、一部の人たちのルール違反によって今回のような悲しい結果を生み出してしまうのです。(この場合、レバー生食)
今回の食中毒事件も真空パックから肉を出して提供した後、余った肉は翌日も生食用として出していたというから、食べさせられる側は、たまったもんじゃありません。コンビニでは賞味期限時間近くになると、弁当やサンドイッチを大量に捨てているのに、これらの悪質店は「もったいないから」という間違ったコスト意識と、品質表示が義務化されていない飲食店の特性を利用し、古いものを旬であるかのように出している。こんな飲食店や関係者がいるから、健全な私たち一般庶民が迷惑を被るのよ!!と、Sさんは激しく言っていました。
このように世の中を暮しにくくしているのは、ルール違反をする一部の人たちと、そのような事故が起きるまで、許してしまっている私たちなのかもしれません。
食の安心安全が厳しくなった今日、お薬や病院のお世話にならなくてもよい生活を送るためには、身近な食べ物から見直していかなければなりませんね。あの生食ユッケ事件以来、牛生肉の中でも特に愛好家が多いレバ刺しは大きな被害を受け、Sさんを始め多くの方から食の楽しみを奪ってしまいました。
「加熱して食べれば安心です」と大きく書かかれた厚労省のチラシを見ながら、「ちょっと待て あなたの身勝手 みんなの社会が窮屈になる」と変な自前の標語を書き出し、しみじみと自分を戒めたのでした。
代表取締役社長 竹上順子
2012年07月