たけがみじゅんこのちょっといい話ブログ

不安定なお天気が続きます。出張も長期化すると、最初に２~３着送っておいた洋服は、グルグル変わるお天気に、薄着過ぎたり、厚着過ぎたりと、結局役立たずで、「（その洋服）寒くないですか？」と、訪問先で同情される始末。本当に今年の夏は大変でした。
そんな今年の夏のちょっと変わった出来事を１つ、ご紹介します。
８月６日の朝８時２０分ごろのＪＲ目白駅でのできごと。電車で到着すると、雷ゴロゴロ凄い勢いで雨が降っている。電車を降りた乗客は、ビニール傘の骨を折りながら、どこかへ走り去る人、小降りになるまで構内でポケモンの看板を読んでいる人。ごったがえす駅の中で、私は洋服をぬらしてはならぬと、小降りを願いつつ、自分がコンサルを行っているフランチャイズのカフェを覘いていました。

そこに小学校の制服を着た賢そうな少年が１人、私の真後ろから「僕、このパン好き」といきなり、後ろから声をかけられたもんだから、驚いて２歩ほど後ずさりをしながら、「そう？」と顔面無表情で返事するのが精一杯。
続けて賢げな少年は、「このパン好き」・・・・だからなんだってんのよ！！（心の中の私の叫び）。冷静さを保ちつつ、「このパンは冷やしてもおいしいのよ」と私が言うと、続けて賢げな僕「知らなかった。じゃぁ冷やして食べてみたい」・・・・ますます状況が分からない私は「お金、持ってる？１つ買ったら？」と販売員でもないのにすすめる私。
しばらく沈黙があり、彼が言った言葉は「僕は両親から虐待されているんだ。この間もパンが食べたいといったら、小麦が値上がりしてパンなんか買えないよと、こずかれた」「朝も食べてないし、内の親はネグレクト（放任虐待）なんだ」と何やら、大人でも知らないことを言う彼。でも、「知らないおばさん（私のこと）にパンを買ってもらう方が変でしょ？」と言うと、彼はため息をつき「チッ」と言い、小ぶりになった目白の駅前を斜め右に走り去ったのでした。

まあこんな風に見知らぬ少年にからかわれ、雨風にもほんろうされた私ですが、今月も皆さんに提供しますね。
問題・・・私がカフェのウインドウを覘いているとき、「僕、このパン好き」と後ろから声をかけられ驚き、不覚にも２歩も後に下がってしまったのは、なぜでしょうか？
今回は、少年の言動より、声がけの適切な位置を考えてみましょう。
折り目正しさを示すならどの位置が良いでしょう？親しみを表す声かけ場所はどの位置でしょう？特に接客業の方は、日頃のお客様に近づく時を思い出し、考えてみてださいね。答えは、また来月・・・・お楽しみに
後、追記ですが、私は、どんな近づき方をされても、知らない子どもにお菓子は買い与えません。