たけがみじゅんこのちょっといい話

2008.01.01

2008年の始まりにあたって

明けましておめでとうございます。
今年は年明けから、厳しい一年の始まりを予感させるような、小雪の舞う荒れた天候です。
2007年は皆様のご支援を賜り、新たな挑戦を通じ、実り多き得るものの多い年となりましたこと、心より感謝申し上げます。
本年も皆様からの学びをいただき、社も従業員も成長し、地域と皆様にお役に立てる活動を致したいと考えております。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

今年もインタープロスは、グローバル化と地域格差の進む中、それぞれ各社の向かう方向と人の育成において、昨年に引き続き“仕事の見える化”と“情報の共有化”をキーワードにまい進して行きたいと考えております。
“仕事の見える化”は、業務のマニュアル化を指し、誰にでも分かりやすく流れとポイントを示したものです。従来マニュアルは、業務手順や作業の優先順位を示すことに関して、大変効果的だと考えられ取り入れられてきました。一方マニュアルは基本項目しか明示されず、コミュニケーション分野やОJTにおけるモチベーション向上には不適当とも考えられていました。つまりサービス業のプロはプロならではの呼吸があり、それを身につけるには共に仕事に携わりながら、形では表せない心を学んでいくことが大切という考え方です。しかし、雇用の多様化が進み、また3年から5年のサイクルで人の入れ替わりが激しい業界で、人材を育成し質の高いサービスを提供していくためには、今までできないとされていた分野を拡大し、できる分野を広げていくことが鍵となっています。初心者用のマニュアルは間違いのない仕事を行うためのもの。中堅者用のマニュアルは顧客サービスをケーススタディで示したもの。更に朝終礼での情報の伝達の仕方と連絡、報告までツールを用いたもの、つまりマニュアルを使います。上級者、熟練者には指導者育成のための手順書や危機管理マニュアルを添えて使います。このように実施する側と指導する側、そして方針を示す側、それぞれが何をどこまで誰が行っているかの分かる手順やツールを使い“見える化”と“情報共有化”を進めていくのです。
今年はそれに加え、社内の仕組みを社外から目から評価する仕組みも取り入れます。
地域の中で活き活きと働ける、そんな場づくりのお手伝いができれば幸いだと考えております。本年もどうぞ宜しくお願いいたします。
最後に、皆様にとりまして2008年が輝かしく幸多い年となりますように、心からお祈り申し上げます。

株式会社インタープロス 代表取締役 竹上順子

2008年01月