たけがみじゅんこのちょっといい話
2025.3.14
気持ちを言葉に
【ご質問】
夕方4時からの社屋周辺の清掃活動のため、各課から総勢10名、裏の倉庫前に集合としていたところ、うちの課のAさんが4時ギリギリに滑り込み、待っていた皆を無視した様子で、作業に入ろうとしました。そこで「みんなが待っていたんだから、遅れてすみませんと言ったら?」と言うと、「遅れてないですよ」と言います。確かに4時からの掃除なので遅れていませんが、待っていた皆は複雑な気持ちになり、「あの人はいつもそうだよね」と険悪になりました。こんな時はどうしたらよいのでしょうか
【回答】
待たせているので、先に来た人へ「お待たせしました」と声をかけるよう、指導しましょう。
【回 答】
Aさんがおっしゃる通り、遅れてはいないのですが、皆さんは待っていたのですから、そのことへのお詫びの気持ちを、あいさつ言葉にして伝えるといいですね。
感謝の気持ちを伝える時には「ありがとうございました」、お手間をかけてしまったら「ご面倒をおかけしました」や「お手数をおかけいたしました」などの、状況に応じたあいさつ言葉があります。この言葉があることで、お互いの気持ちを分かることができ、円滑なコミュニケーションへとつながります。
今回のように、遅れなくとも皆を待たせているのですから「お待たせしました」のひと言は大切ですね。またこのように気持ちを言葉にして伝えることで周りとの円滑な関係も進みます。
気持ちを言葉にする習慣のないAさんも、その習慣が身に付くまで根気強く教えてあげてください。クセになれば、きっと周囲とのコミュニケーションもうまくいくはずです。
代表取締役社長 竹上順子
2025年3月